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Road of Kings レビュー - イベント満載の大陸を自由に冒険するRPG。作りは荒いが不思議な魅力あり。

Road of Kings (itunes 300円 iPhone/iPad対応 / GooglePlay 308円)
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様々な勢力が入り乱れる広大な大陸を冒険し、プレイヤーの行動の選択次第で情勢がダイナミック変化する冒険が楽しめる。
100以上のイベントがあり、ランダムに発生するので同じ冒険は2度とない…そんなウリでAppStoreに登場したのが Road of Kings だ。

これを額面通りに受け取ってプレイすると、シンプルすぎるし荒削りで少しガッカリすると思う。
が、「不思議な土地に投げ出されて冒険し、次々に襲ってくるイベントをさばく」感覚は独特で、ごく一部のゲーマーを離さない不思議な魅力がある。

もし、あなたがAppStoreの説明文に興味を引かれたなら、この記事を見てもう少し内容を確認してみて欲しい。

ゲームの目的は蛮族の王となること。
そのために与えられた試練は見知らぬ大陸を冒険し、100日以内に500Gのお金をためて船で帰還することだ。
と、壮大なゲームのコメントと比較すると簡素な画面に放り出される。
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あとはタッチして1歩ずつ移動していくだけ。
が、このゲームの1歩は1日であり、高確率でイベントが発生するドラマチックな1歩だ。
歩くたびに誰かと出会ったり、オオカミに襲われたり、人の死体を発見したり…何かしらのイベントが発生する。

さらに、多くのイベントはプレイヤーの選択で結果が変化する。
誰かと出会ったらお金で雇ってもいいし、いきなり襲いかかってもいい。
盗賊に襲われている男性がいたら、助けてもいいし、一緒になって身ぐるみはいでもいい。
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▲ちなみに一緒になって襲いかかったら、男を身ぐるみはいだ後に「次はおまえだ」と攻撃された。

ランダムイベントだと思って適当に人を助けていると、別の時に助けた人に「さっき助けた○○は私の知り合いだったの。一緒に海の城まで連れて行って!」と頼まれるなど仕込みイベントもあり、意表を突かれることもある。

また、街や特定の場所で発生する固定のイベントもあり、これは選択次第でかなり結果が変化する。
例えば盗賊が村を襲おうとしているところに助けに入ったり、盗賊側について略奪したりできる。
なお、助けると英雄としていつまでも無料で寝泊まりできるようになるが、盗賊について略奪すると地図から村が消える。
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▲英語だらけ!でもそんなに難しくないので辞典片手に数回プレイすればほぼ全部わかるようになる。

で、移動のドラマチックはここで終わらない。
移動のたびにパーティー人数と同数の食料を消費し、食料が足りないとHPにダメージを受ける。
通常は旅と同時に狩りで食料を手に入れられるので通常は問題ないが、行く先々でほいほい人を助けたり、仲間を増やしていると食料の配給だけで一苦労である。
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▲Go Huntingで狩り。Eat Rationsはなにもしないで食べるだけ。

だが、バトルが【攻撃】・【逃げる】しかないシンプルな叩き合いのため、強敵と戦うには人海戦術以外の方法がない。
パーティーが増えすぎると強敵と戦う前に食糧難で仲間が逃げて、戦う前に壊滅することも。
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▲さらに言うと、ダメージのランダム幅が大きくて危険。

無事に目的地にたどり着いても、イベントがランダムなのでちょっと弱い【ガーゴイル】しか出てこなくて採算が合わず、食糧が尽きたあとにドラゴンがやってくるなど、なかなか手強いゲームだ。
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そうこうして100日が過ぎても500G稼げなければ強制ゲームオーバー。
500Gをもって船のある場所にたどり着けば無事エンディング。
何回もプレイし、イベントを覚えて効率を追求するやり込みゲームになっている。

ただ、正直に言うとどこを見ても荒削りだ。
ゲームの演出テンポはちょっと遅いし、全体的に「もうちょっとできただろ…」感が否めない。
クリアするだけなら追いはぎを繰り返しているだけの方が簡単で、イベントを楽しもうとすると難易度が跳ね上がる。
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一見、ランダムイベントの適当ゲーなのだが、真面目にプレイすると妙にタイトな上に計算しつくした行動がよくわからないイベントや戦闘のランダムさに崩される。
が、それでもゲームの流れを学んで先に進めるようになると、新イベントや魔法を使えるようになる隠し要素などもあり、「この先に何があるのだろう」と何度もプレイしてしまう。

また、イラストもテキストも昔のゲームブックのような味があり、プレイヤーの行動の自由さにも味があってイベントを追うのがやめられない。
不思議な魅力のあるゲームなのだ。

どう口が裂けても「大勢にやって欲しいですね」とはいえない。
が、ゲームブックを楽しみ、D&DなどのTRPGをプレイしてきたプレイヤー層には懐かしい味があると思うので覚悟した人だけがやってみて欲しい。

個人的にはかなり好きだ。

最終評価:2.5(価格通りに楽しめる)

おすすめポイント
厳しいバランスをくぐり抜け、イベントを見つけていくのが楽しい。
オールドゲームブック調の雰囲気。

気になるポイント
ゲームのテンポが悪い。
ゲームの説明が最低限しかない。

課金について
なし

(バージョン1.0、GCドラゴン)

アプリリンク:
Road of Kings (itunes 300円 iPhone/iPad対応 / GooglePlay 308円)

動画:

 コメント一覧 (4)

    • 1. ひとりごと
    • 2014年01月22日 01:48
    • ソロ限定テールズ・オブ・ザ・アラビアンナイト(昔あったパラグラフの要素があるボードゲーム、要はおっしゃるとおりゲームブック+RPG)みたいなものかと思いましたがレビューを読んだ感じだと結構違うみたいですね。パラグラフゲーム自体は好きなので洗練されたものが出てきたら遊んでみたいですね。
    • 2. カイケンスキー
    • 2014年01月22日 01:53
    • 当方、iPod touch4の8GBだからかもしれませんが、割と高い頻度でアプリが強制終了してしまい、そっちの方で心が折れそうです。

      しかし何度強制終了されても、英語ができなくてもコツコツ遊んでしまいます。一体これで何が起こるのか?と言う奇妙な魅力がありますね。

      仰る通り、なんとも言えないゲームですね^_^
    • 3. オールドゲーマー
    • 2014年01月22日 08:52
    • アイデアはいいけど、ゲームは原始的。昔のPCゲームをプレイしているような感じがする。
      荒削りな部分をねじ伏せて行くのもまた楽しい。
    • 4. クンタキンテ
    • 2014年01月26日 11:59
    • ヘリテージという会社が昔出した「バーバリアンプリンス」というソリティアボードゲームのアレンジというかインスパイアですよね、たぶん。
       普通にやっていると、勝ち目のない戦闘に遭遇して、死ぬか、サイコロ運が悪くて餓死するか(´・ω・`)てのがほとんどでしたが、一回だけルールに記された終わりとちがうとんでもない展開になって興奮した事があります。つまり、やりこむ程に味がでるゲームっだったわけで。
       1.の方が記している「アラビアンナイト」は英語のみでしたので、日本翻訳版の出ていたこちらにしました、というオールドボードゲーマーは多かったと思います。

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