ベスト5選以外も楽しめるゲームが多くリリースされているので、その他のゲームは2013年12月のゲームまとめで確認してほしい。
面白いものが多すぎて消化できていないので、1月〜2月にかけて気長にレビュー記事も書いていきたい。
5位：ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君 (itunes 2800円 iPhone/iPad対応 / Google Play 2800円)
PS2の性能を使い切った国民的RPGドラクエ8がiPhoneでプレイできるとは。
家庭用版に比べてキャラが小さくなって少し迫力が落ちていること、スマホゲームとしては戦闘演出のテンポが悪いなどの気になる点はあるが、元々が名作の移植なので内容は十分値段以上。
推奨機種ならスムーズに動き、操作性・画面の見やすさもそれなり。
オートセーブが信用できないのと1プレイが長いため、気軽にプレイというタイトルではないが、元がPS2なのでボリュームはiPhone用RPGでは最高峰だし、内容も元が名作なのでしっかりしている。
ゲームがプレイできることも驚いたが、ドラクエシリーズ8作目の初移植がスマホだった事実にまた驚いた。iPhoneが最初に移植を検討する主力携帯ゲーム機としてメーカーに認められた証だ。
紹介記事：
ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君 レビュー - ドラクエ8が片手で快適にプレイできる日が来てしまった…！
スマホ版 ドラゴンクエストVIIIを買う前に要確認!操作は快適？ロード時間は?気になる点を総まとめ
4位：キングハント（KingHunt） (itunes 300円 iPhone/iPad対応)
指を刀に見立て、次々と画面に出現するフルーツを切っていく爽快スライスアクション Fruit Ninjaを進化させたゲーム。
物体を縦に切れば縦に、端っこを切れば端だけ、指が触ったままに切断できることや、切断する素材ごとに金属なら「キンッ！」、フルーツなら「グシャっ！」と音ががして弾けるなど質感にあった効果音も気持ちが良い。
ゲームはエンドレスではなくステージクリア型でステージのラストにはボスも登場する。
ボス戦では急所を切り刻むことでバラバラにできるといった普段と違うより、ダイナミックな演出も用意されていて、爽快感はFruit Ninja以上だ。
紹介記事：
キングハント(KingHunt) レビュー - Fruit Ninja系を最新の技術で作るとこうなる。次世代スライスアクション登場。
3位：三國志戦記 (itunes 体験無料 iPhone/iPad対応)
PS2でリリースされたコーエーの戦術シミュレーション『三國志戦記』の移植作。
部隊配置や行動順番を調整して敵を囲み、連携をとって大ダメージを与える詰め将棋的なバトルが楽しく、SLG好きなら絶対おすすめの内容。
テンポに多少難が残るので演出スキップがあれば完璧だった。
劉備編、曹操編、孫策編と3つのシナリオがあり、前後編各300円、全ストーリー一括購入が1600円と手を出しやすい価格も魅力。
操作はタッチ向けに直されており、iPhoneならそこそこ、iPadなら快適に遊べる。
2位：Grand Theft Auto: San Andreas (itunes 700円 iPhone/iPad対応)
沿岸の都市、サンアンドレアスを舞台に進むギャング同士の抗争物語…というのは表向き。
銃を撃つのも、車を盗むのも、人に暴力を振るうのも自由だが、警察がやってきて殺されたりと自由な世界で行動できるアクションゲーム。
過去策より格段に遊びが増えて、面白さが格段に上がった。
個人的には過去の2作よりもはるかに面白い。
今までの作品が「うーん、面白いかもしれないけど…」と、微妙だった方も試す価値があると思う。
1位：The Shadow Sun (itunes 800円 iPhone/iPad両用)
肌が黒く変色して人が人を襲いはじめる奇病の謎を解くため、砂漠の街Sharで起きる異変を調査するRPG。
綿密に作りこまれたマップ、作り込まれた効果音、プレイする者を引き込む十分な世界観が構築されている。
基本は一本道（サイドクエストは多い）のクエストをこなす西洋式RPGだが、キャラクターをカスタマイズの自由度が高く、選ぶスキルによって進め方が変化して幅広い楽しみ方が可能。
クリアまで6時間と短めだが、ストーリーも少し分岐して繰り返し遊ぶことができるので、洋物RPG好きは迷わず買ってプレイして欲しい秀作。
なお、英語力は少し必要。
紹介記事：
The Shadow Sun レビュー - 制作4年に負けない作り込み。「自分で冒険をしている感覚」を強く感じるRPG。
順調にクオリティが上がっていたスマホゲームだが、12月のゲームは見た目の質が突然ワンランク上がったように思う。
今までの最高クラスが12月は良いグラフィック、今まで良いとされていたレベルでも12月から見ると普通程度。
クオリティはどこまで上がり続けるのだろうか。
また、ドラクエ8が移植できたと言うことは、PS2のゲームはほとんどが移植できるはず。
ゲームメーカーの参入が進み、ノウハウが蓄積され、2014年はかなりの数のゲームが移植されるだろう。
そう思うと面白いゲームがガンガン出て嬉しい反面、プレイしきれなくて厳しい、嬉しい悲鳴を上げることになるのかもしれない。
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