開発：One Man Left
評価：3.0（面白い）
多彩なアイテムでスコアアタックが楽しい。 短時間でギリギリ感のあるアクションを楽しめる。 
前作と比べてしまうとテンポが悪く、緊張感に欠ける「Tilt to Live(生きるために傾けろ！)」の名の通りiPhone本体を傾け、次々と出現する赤いドットを避けて生き延びるアクションゲーム。
Redonkulousとは、「おおげさな、とんでもない」などの意味のスラング。
基本は前作と同じながら、その名の通り色々と派手に変化している。
▲前作になかった派手な演出が…うおっ、まぶし！
プレイヤーができる操作は名前の通りiPhone(iPad)本体を傾けて自機を移動させることのみ。
ただし、傾けの軸はかなり繊細に修正でき、操作性は悪くない。
▲レギュラー、上から、カスタム（自分の姿勢に合わせて調整）の3種類から選択できる。
ゲームを開始するとドット(赤い丸)が次々と出現し、ひたすらにプレイヤー（矢印）を狙って体当たりを仕掛けてくる。
しかし、ドットだけではなくアイテムも画面上に次々と出現。
これを取ることで爆風を巻き起こしたり、レーザーを発射したりとガンガン反撃していける。
▲例えば爆発アイテムを取ると画面で爆発が起き、触れたドットを倒せる。
これを理解したらあとは繰り返し。
時間とともにドットが増え、それを縫うように避けてアイテムを取って反撃し、また逃げまわり…ぎりぎりの緊張感のなかでアイテムを取って反撃するのは爽快。
短時間でドキドキハラハラのプレイを楽しめる。
▲ゲームが進むに連れて画面がドットで埋め尽くされる…。
と、ここまでは前作と同じなのだが「Redonkulous（とんでもない）」ということで様々な面で大幅にパワーアップしている。
まず、アイテムは種類が多くなり、衛星砲台から射撃したり、ライトセーバーを振り回したりと派手に進化。
▲お黄金のスパイ衛星砲ゲット！
続いてボスキャラクターの存在。
一定時間ごとにボスが出現し、プレイヤーの行く手を阻む。
ボスは画面上の緑の的に体当りして壊すと倒すことができるが、とても強力。
ただし、倒せばその後の得点が上がる。
スコアシステムも倒したドットの総計が得点に加算されるシステムへ変更された。
例えば、最初の1匹目を倒すと1pt、100匹目を倒すと100ptが得点に加算される方式だ。
▲特定のアイテムを取得し、条件を満たすと加算されるスコアが上昇するシステムもある。
最後に、死んでしまうとラストチャンス。
自機を制御して的の上で死ぬと、得点が最大30%まで上がる（いいのか！？）トンデモシステムだ。
いやー、派手になったし大げさな仕掛けも増えた。
前作『Tilt to Live』をプレイしていた方も、新鮮な気分で楽しめるだろう。
だが、派手になった分面白く…は残念なことにならなかった。
▲ライトセーバー、ブゥオン画面効果も派手だぜ！
ゲームスピードが若干遅くなって余裕ができたことと、無敵アイテムが増えてピンチになる局面が減り、スリルが目減りしてしまった。
前作ではギリギリを見切ろうとしてチャレンジして死ぬが、今回はアクシデントやボスにやられて順当に殺される、という感じだ。
また、大げさになった演出もゲームのテンポを悪くしている。
▲一番思うのは、衛星砲台発射シーンがゲーム中に挟まれる時…。
値段以上は楽しめるし、前作のプレイヤーがちょっと違ったテイストの『Tilt to Live』として遊ぶには悪くない。
が、前作は病みつきになる爽快感とマゾさがあり、神がかり的に面白い。
初めての方は是非、前作からプレイしてみて欲しい。
『Tilt to Live 2』のレビューなのに、なぜか『Tilt to Live』をおすすめして終わってしまっているが、まあ要はそういうことだ。
記事執筆段階では2の発売記念でiPhone版の『Tilt to Live』が100円に値下げしているので買いごろ。
未プレイのアクション好きはやる価値アリ、だ！
（GCドラゴン Ver1.0）
アプリリンク：
Tilt to Live 2: Redonkulous (itunes 300円 iPhone/iPad対応)
Tilt to Live (itunes 300円)
Tilt to Live HD (itunes 体験無料 iPad専用)
動画：
