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「やっぱゲームは音だよな!」BIT.TRIP RUN!で音がゲームを面白くすることに改めて気づく - iPhoneゲーマーな日々

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先日紹介したラン系+音ゲーの『BIT.TRIP RUN!』。
そのゲームをプレイしていて「ああ、やっぱりゲームって音が重要だよな!」と今更ながら思わされたので、今日はその話をしたい。

まず最初にあらためて『BIT.TRIP RUN!』について紹介しておこう。

このゲームは覚えゲー(何回もプレイして障害物の配置などを覚え、クリアしていくタイプのゲーム)のラン系ゲーム。
ただし、プレイヤーが障害物や段差を乗り越えるたびに気持ち良い音が鳴り響き、BGMと一体化して1つの音楽となる音ゲーっぽい要素が足されている。
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▲スライディングで敵をくぐり抜けるだけでも何故か音がでて気持いい。

結構シビアなゲームだが、ステージを覚えてミスなくクリアするとBGMの気持よさに癒されてしまう魅力を持ったゲームだ。
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▲金塊をとった時の音が気持いいんだよね…!

で、このゲームには追加ステージでファミコン風ステージがある。
見た目も、ゲーム中の音もファミコン風。
これはこれで新鮮だし、ジョークが効いていて面白いのだが…。
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ずっとプレイしていて「ああ、ファミコン風になるとこのゲームは面白さが落ちるな…」と思ってしまった。
音がファミコン風だと、ジャンプしたり金塊をとった時の音が気持ちよく響かないのだ。
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音ゲーは自分の操作に反応して気持いい音が出て、気持いいフラッシュや演出が出る楽しい。
そのこと自体は頭でわかっていたが、『BIT.TRIP RUN!』でそのままの実例を見せられて「やっぱりそうだよな」とわかったのであった。

▲一応、比較用に動画を用意してみた。

もちろん、ファミコンの音がゲームの楽しさを引き出さないわけじゃない。
例えば昔プレイしたインベーダーゲーム。
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▲画面はiOS版

ぴゅーん!
ぷちゅん!

という貧弱な音だったが、リズムよく撃って、当てるだけで「今、超上手にプレイしている!」という気持よさがあったし、わかりやすいこの音はこれはこれで魅力的だ。
だけど、「音ゲー」という音自体を楽しむジャンルはファミコンの音では厳しい。

何がいいたいかというと、音次第でゲームは面白くもつまらなくもなることがある。
音がしょぼくても面白いゲームはあるが、そのゲームの音がよければもっと面白い(これは見た目にも言える気がする)。

昔は各メーカーでH.とか、ZUNTATAとか、コナミ矩形波倶楽部とか、「うちは音がいいぜ!」と競い合っていた気がするけども、そろそろそういう風潮が復活しないかなー、とか思ったのであった。
案外、「ボーカロイドPの○○が音楽提供!」とかあるので、その流れで音重視が復活したりもするの…かな?

アプリ:
BIT.TRIP RUN! (itunes 400円 iPhone/iPad対応)