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ゲーマーの夢がまた1つ実現。1キャラ1画面、複数端末を使用して遊ぶTRPG風ゲーム『Eon Altar』が発表

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昨日、ゲームの中でアナログゲームであるTRPGを遊んでいるという設定のRPGを『Knights of Pen & Paper』を紹介した。
が、今回紹介する『Eon Altar』はその逆。
タブレットとスマホを利用してTRPG風にデジタルのRPGを遊ぶ…デジタルにアナログ感を持ち込んだ、いまだ誰も遊んだことがないであろう、スマホが普及したから遊べる新しいゲームだ。
このゲームを遊ぶにはメインとなるタブレット1つと、プレイヤー人数(最大5名)分のスマホ・タブレットが必要。
それぞれのプレイヤーは自分の手元にキャラクターを管理するための端末を持つ。

テーブルの中央にメインとなるタブレットを置き、それとは別に各プレイヤーは自分専用にタブレットか、スマートフォン(これはiPhoneでも、iPadでも、Androidでもいい)を手元に持ち、自分が操作するキャラクターを選択する。
オンラインゲームのように全員が端末を持って1人1キャラを同じ世界で操作するわけだ。
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普通のオンラインゲームと異なるのは、プレイヤーが1箇所に集まらなければ遊べないということ。
メインタブレットはゲームボードとして機能し、周囲のマップと各キャラクターの位置が表示する。
このメインタブレットを見ながら全員で一緒にプレイする、ハイテクでいてアナログな、なんとも不思議なゲームだ。
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プレイするときはメインタブレット上に表示されている自分のキャラクターをタッチして移動を行う。
下の画像は1人のプレイヤーが、敵がいる物陰まで移動しているときのもの。
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で、他のプレイヤーに分かるのは中央でそのキャラクターが移動した、ということまで。
移動した先に何が待っていたか、それはキャラクターを操るプレイヤーの端末にしか表示されない。
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▲詳しい状況がプレイヤー手元の端末だけに映し出される。

これを他のプレイヤーに口頭で話してもいいし、そのプレイヤーだけの秘密にしておくこともできる。
うまく応用すれば各プレイヤーごとに異なる目的を達成するため、秘密を抱えながらゲームをするというRPGも遊べそうだ。
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▲倒れている人に近寄ったプレイヤーだけが分かる情報も…?

これはバトルの時も同じで、中央のタブレットに敵と味方が見下ろし視点で表示されて全体を把握でき、ここを使って移動する。
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しかし、キャラクターの固有の行動は全て手元のタブレットで表示される。
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▲グラフィックのクオリティもなかなか。

プレイヤー全員が分かる情報を示した中央のタブレット、それぞれのプレイヤーしか分からない情報を表示する個人用の端末。
プレイヤー間で与えられる情報が異なり、それをベースに会話しながらゲームが進む。

アナログな会話要素とデジタルなRPGを融合させ、TRPGのような雰囲気を誰でも楽しめるRPGに仕立てあげたわけだ。

こういった個人端末を利用したゲームは、何度も「こんなのがあったらいいな」という想像ではあがってきた。
が、現実問題としてPC以外に1人1台所有するような端末が存在せず、実現はしなかった。
スマートフォンとタブレットの普及により、ついにゲーマーの(少なくとも記事を書いている自分自身の)夢が1つ達成される。

リリースは6〜8ヶ月後を予定しており、iOS / Android / Windows8 に対応するとのこと。
iPadをメイン端末にしてiPhoneとAndroidを同時にプレイヤー端末として使用でき、実際にゲームイベントPax Eastの試遊台ではそのように動いていたとのこと。

プレイの様子が気になる方は、実際遊んでいる様子をうつした動画があるのでチェックしてみて欲しい。


また、ゲーム内容については告知動画(英語での解説だが)があるので、そちらをどうぞ。


スマホが普通になった今だからこそできるゲームがある。
スマホゲームを扱うサイトとしては、早く試したくていまからワクワクしている。

関連リンク:
Eon Altar公式

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