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レビュー:パワフルプロ野球 2013 World Baseball Classic 野球のお祭りをパワプロで。

パワフルプロ野球 2013 World Baseball Classic (Ver1.0) 450円
課金:なし
開発:KONAMI
評価:2.5(価格通りに楽しめる)
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プレイしやすい操作
2013WBCの全選手登場
演出が貧弱で爽快感があまりない
野球のお祭り“2013 World Baseball Classic”に参加している全16チーム447人の実名選手でプレイできるパワフルプロ野球が登場!
ユニフォームもきっちり再現…とは言っても、パワプロなのでデフォルメキャラクターだが。
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遊べるモードは“エキシビション”・“チャンピオンシップ”の2つ。
エキシビジョンでは大会に参加しているチームから2組を選び対戦するクイックマッチ、チャンピオンシップでは好きなチームを選んで実際のWBCと同じように戦って大会を勝ち抜いていく内容だ。
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ゲームの操作についてはこれまでのiPhone版パワプロを踏襲しており、基本的にはバッティングとピッチングがメイン。
一応、設定を変更すれば送球の指示はできるが守備はCPU任せだ。
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▲あと、ダッシュボタン連打で選手が早くなる要素も…。

バッティングはロックオン、マニュアル、タップの3種類。

ロックオンは自動で照準を合い、ボールが来るタイミングで画面をタッチするだけの初心者向け操作。
マニュアルは画面をホールドしてマーカーを動かし、球に重ねてから指を離して打つ操作。
タップは直接飛んできた場所をタッチまたはフリックで打つようになっており、いずれも本家パワプロよりはかなり簡単。

個人的にはマニュアルが「狙って・合わせて・打つ」という要素があり、一番パワプロらしいパッティングに仕上がっていると感じたので、やり甲斐重視のプレイヤーはマニュアルがオススメ。
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▲マニュアルはタッチした位置を軸にスライドさせて狙いを定める。

ピッチングは、矢印やボールをタッチして球種を決めて、その後に投げたい位置にタッチしてスライドさせて投げる操作。
こちらは投げたい位置と指が重なるので狙いを定めるのはちょっと難しいが、対人戦がないので別段気にするほど細かい状況にはならない。
こだわる人はオプションで操作変更すれば、バッティングのマニュアルのような操作で指が重ならないように投球することもできる。
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その他、携帯ゲーらしい手軽な要素としては“イニングスキップ”や高速試合モードを搭載。
イニングスキップは攻撃か守備どちらかしかしたくない時に、高速試合モードは監督として采配を行って試合が高速で進んでいく監督気分のモード。
試合の趨勢が決まりきってスキップしたい時にも使える。
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▲作戦や交代の指示のみでゲームは自動で進む

サクセスモードがない、対戦モードがないなとは値段なりとしても、気になるのは演出の貧弱さ。

選手や球場にはそれぞれ独自の応援や演出がないし、実況のバリエーションも少なめ。
シングルホームランでも満塁ホームランを打っても演出は同じなど変化も乏しく世界的なお祭りを舞台にしているにしては華やかさに欠ける。
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▲唯一、盛り上がるの演出はバッティングのこれぐらいか…。

全体としてみるとコナミの『パワプロ』として見ると物足りないながらも、快適な操作で野球ゲームとしてはきっちり遊べる。
基本的なところでしっかりしているのはもう、シリーズを続けて改良されていっているパワプロの強みだろうか。
全体的に貧弱だが、お祭りアプリと考えるのであればあり。

アプリリンク:
パワフルプロ野球 2013 World Baseball Classic(itunes) 450円

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