レビュー:Anomaly Korea 逆タワーディフェンスの続編が、日本語対応でやってきた
- RTS
- 2013年02月20日
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Anomaly Korea(Ver1.0.2) 350円
iPhone/iPadの両方に対応
開発:Chillingo / 11bit Studio
評価:3.0(面白い)

日本語対応
美しいグラフィック。
タッチパネルで操作しやすく、適度に考えるシステム
内容・ボリューム的には前作とほぼかわらない
スマホで大人気の、砲台を建築して攻め寄せる敵を迎撃する人気ジャンル“タワーディフェンス”。
開発:Chillingo / 11bit Studio
評価:3.0(面白い)





これを逆転させ、砲台だらけの敵地を攻略する“逆タワーディフェンス”として注目された『Anomaly Warzone Earth』の続編が登場。
プレイヤーの役割は侵攻舞台の指揮官。
戦車部隊を編成し、進路を決定し、戦車を援護して進撃させるゲーム内容はまさに“逆タワーディフェンス”。

▲戦車部隊が砲台に向かって突き進む。
なお、今作の舞台はタイトルの通りKorea、つまり韓国。
前作で撃退したはずのマシン軍団が再びやってきて韓国を壊滅させたという設定で、USのゲームだからか迎撃するのは米軍となっている。

▲韓国の文化遺産も完全に壊滅。
まず、ゲームを開始すると作戦マップと目的が提示され、敵の砲台配置がわかる。

そこで、所持金を投じて戦車軍団を編成。
防御に強いAPC、射程と攻撃力が高いが打たれ弱いクラウラー、攻撃できず仲間にバリアを張るシールドなど、種類は6種類でもきっちり使い分けできる個性があってなかなかに悩む。

▲個人的にはクラウラー×2、シールド、残りをサプライがお気に入り。
続いて侵入経路の指定。
このゲームでは戦車部隊は道を自動で進むようになっており、プレイヤーが予め進路を指定して置かなければならない。
ただ、これはマップ上の矢印をタップするだけで変更できるし、見やすいので難しいことはない。

▲進路はゲーム中にも変更可能。
部隊編成と進路決定が終わると作戦開始。
戦車は決められた道をひたすら移動。

そして、敵の砲台を射程距離に収めるとやはり自動で戦闘を開始する。
敵を倒すとお金が手に入り、戦車の強化や新しい戦車の購入(空から送られてくる)が可能。

その間、プレイヤーは見ているだけかというとそうではなく、さまざまな“サポート”で支援しないと戦車部隊が一瞬で倒れてしまう。
サポートの使い方は画面左のアイコンをタッチして、配置したい場所を選択するだけ。

すると、画面上にサークルが表示され、このサークル内にいる戦車はサポートの効果を受けることができる。
サポートには攻撃力増加、煙幕で敵の攻撃を防ぐ、囮で砲台の攻撃をそらすなど5種類があり、敵やマップに応じて使い分ける必要がある。

なお、サポートは回数制限があるが敵を倒すとかなり頻繁に出現するので、バシバシ使っていける。
むしろ、使わないと戦車がすごい勢いで破壊されるのでかなり忙しく使っていく必要があってプレイ中暇になる瞬間なし。
戦術が必要とされつつも、ちょっとしたアクションのような忙しさがまた楽しい。

▲敵を倒すとその位置の制空権を手に入れられるのか、空から落ちてくる
シミュレーションゲームとしてはRTS系で見られたシステムながら“逆タワーディフェンス”というわかりやすいコンセプトでプレイヤーを引きつけ、簡単操作で楽しめる内容にまとめあげた上、スマホでも最上級のグラフィックで魅せてくれる、「うまくまとまっている」ゲーム。
前作が2011年にApple Design Awardで表彰されたのも納得の出来栄えだ。

▲光のエフェクトも美しい。
前作と比べるとあまり目新しいところはなく「追加ミッションパック」という表現がしっくりくるが、今回は日本語に対応しており、ゲームのストーリーが楽しめる上、誰でもゲームのシステム説明が読めるようになった。
なので、まだプレイしていないならば前作よりも本作がおすすめだ。
難易度も3段階で選べるので「続編は前作より難しいから進めない」ということもない。

綺麗にまとまっていて、しかも結構楽しいリアルタイム戦術ゲーム。
難点を言うならば前作とシステム・ボリューム的にも変わらないので前作で飽きていたらな今作は楽しめないことぐらいか。
日本語も対応で誰にでもプレイできるし、前作が好きなら追加シナリオとしておすすめできる。
タワーディフェンスの侵攻側の気分を体験したかったり、お手軽にRTSが楽しみたければ試す価値は十分にある。
アプリリンク:
Anomaly Korea(itunes) 350円 iPhone/iPadの両方に対応
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