起動兵士バンダムUCディステニー ≪緊急出撃コックピットイン!≫(Ver1.0) 無料
開発:Yasushi Takeda
評価:2.5(価格通りに楽しめる)
タイトルでお腹いっぱい
グラフィックの妙な味。
ゲームとして期待してはいけない
『起動兵士バンダムUCディステニー ≪緊急出撃コックピットイン!≫』。
すでに、どこに突っ込めばいいのか分からないタイトルだが、見た目もすごい。
ゲームを開始すると、遠くに見える巨大ロボ、バンダム(だと思う)を目指して走り続けるパイロット。
衣装がなんとも昭和!
ゲームは上から落ちてくる丸太を左右に避けて移動するだけ。
走って近付いているというより、バンダムが巨大化しているだけにみえるけど気にしないぜ!
そろそろかと思いきや、どんどん拡大するバンダム。
でかい。
でかすぎる!
そして、最後にコックピットへジャンプ!
▲というよりも泳いでいるかのような…。
コックピット・イン!
そして、ロボットに乗って出撃かと思いきや何事もなかったかのように次のステージへ。
落ちてくる材木の量が増える。
「バンダム緊急発進!スクランブルゴー!」
で、クリアして再度起動してみるとHIGH-SCOREが0点へリセットされていたり、広告付きのゲームのはずがバグ(?)かなにかで広告が表示されなかったりと、いろいろグダグダ。
だが、一発ネタはこれでいいのだ。
どうせ2回目の起動はしないし。
で、こんな訳の解らないゲームにも元ネタはある。
MSX版ガンダムで、ガンダムの修理が終わるまで鉄骨を避けながら待つミニゲームがあり、それのオマージュになっているのだ。
単にアプリ検索で引っ掛けてもらいたいなら”起動兵士”ではなく”機動兵士”などとするべきだけども、そこをしないというのが、作者の原作への敬意なのだろう。
ネタゲーをつくるために作り、元ネタへの経緯を忘れない作者の姿勢がなんとも清々しいクソゲーである。
思えば、ハードの性能が足りないときはこんなシンプルなゲームが多かった。
『起動兵士バンダムUCディステニー ≪緊急出撃コックピットイン!≫』は、ハードパワーが上がって贅沢になっている我々への警鐘として作られたのかも…ってそんなわけないか。
アプリリンク:
起動兵士バンダムUCディステニー ≪緊急出撃コックピットイン!≫(itunes)