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レビュー:魔女と勇者2 面白さはアップ!しかしそれを味わうのが難しい

魔女と勇者II(Ver1.0) 170円
開発:rsf
評価:2.5(価格通りに楽しめる)
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独特の語り口なストーリー
大量の敵を蹴散らし、短時間の間にピンチと逆転を繰り返す逆転感。
2本スティックの操作が難しい。
魔女と勇者を操作してモンスターを撃退するお手軽、楽しいアクションRPG『魔女と勇者』に続編が登場。
今回は、前回の戦いから1年後。
魔王からの果たし状が届き、戦いを挑むものの敗北。
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それを“ちび勇者”と“ちび魔女”が前作の主人公たちを救いに行くのがこのゲームの物語。
独特の語り口で進むストーリーは相変わらず面白い。
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ゲームの基本は画面の周囲360度から出現して魔女を倒そうとする敵を、勇者の体当たりで倒すアクション。
勇者は強力で移動速度が早く、倒れても一定時間で復活できるが、魔女が倒れるとゲームオーバー。
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勇者の移動は画面下の青いアナログスティックで行い、体当たりのみ。
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敵を倒すと経験値やお金が出現する。
“魔物の血”は取ると赤いゲージが溜まっていき、満タンになると魔女が魔法発動。
なお、勇者はゲージを貯めても魔法を使えないが、魔女に触れると魔女に魔物の血を渡す事ができる。
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▲移動できない魔法は出す方向をスティックで調整。

魔法は2種類。
ファイアーボールのような使っている間移動できないかわりに破壊力が高い魔法と、トルネードのような移動しながら使える魔法がある。
移動できる魔法を装備していないと通常時も移動できないので注意。
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▲移動可能な魔法はちょっと弱そう。

勇者が戦って、魔女がときおり魔法を使ってモンスターを倒していく展開が続くが、どうにもしのげなくなったら必殺技の出番。
王冠マークをタッチすると勇者はHPが全快して無敵に、魔女は魔法が使い放題で無双できる。
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▲ただし、1度使うと一定時間使えなくなる。

勇者で地道に体当りしつつ、魔法でピンチを凌ぎ、さらにどうにもならないところで必殺技で大逆転。
雲霞のごとく押し寄せる敵を捌ききった時の逆転感はかなりのモノ。
この気持ちよさだけでかなりの満足感と、短時間でも「ああ、ゲームしたな」感がある。

で、ステージのボスを退治すると経験値が入ってレベルアップし、お金が手に入ってアイテムも変える。
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モンスターをガンガン倒し、ピンチになったら必殺技で切り返し…という歯ごたえのある展開を短時間で楽しめるお手軽で楽しいゲームなのは前作と変わらない。

前作との差は何と言っても“魔女が移動できる”こと。
戦術の幅が広がり、前作よりもやり込めるゲームに変化している。
そのため、魔女をおとりにして勇者が背後からバシバシ攻撃するような戦術も可能。
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▲前作は必ず真ん中に集まっていた敵を今作では誘導可能。

魔女は体当りしても攻撃力がないに等しいが、宝箱を1回で開けることができたり(勇者だと開けるのに何回も体当たりが必要)、倒れた勇者のそばにいると勇者が高速で復活するなど、サポート役として非常に重要。
これらを駆使した戦術が楽しめるようになった。
これは今作の良い点だ。
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そして、難点も同じく“魔女が移動できる”ということ。
同じ2スティック操作でも360度シューティングなどと異なり、見なければいないキャラクターが2人いるので操作のハードルはより高い。

また、縦画面でアナログスティック2本を操作していると、2本の指が相互に干渉することがある。
思い通りに動かせれば前作より楽しいかもしれないが、タッチパネルでは操作に難ありだ。
これがコントローラー付きのゲーム機だったらば多くの人が喜べた続編になっていたと思うが、タッチパネルではちょっと厳しい。

そこで評価は前作より落ちる2.5(価格通り)としたい。
面白いには違いないので、前作(こちらは広くおすすめしたい)をクリアしてから、「まだまだ続きがやりたい」のであればおすすめ。
12/25まではリリースセールで85円だ。
前作をプレイしていないのであれば、そちらは個人的にはかなりおすすめゲームなので是非試してもらいたい。

アプリリンク:
魔女と勇者II(itunes)
魔女と勇者(itunes)

動画:

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