先日、アプリ『東北ずん子』紹介依頼が来ていた。
正直、どうでもいいキャラクターゲームだったら断るつもりだったのだが、良い感じに壊れていたので取り上げてみたい。
多分、依頼人の意図とはまったく異なる方向だとは思うが…。
そもそも、東北ずん子とは何者なのだろうか。
調べてみたところ、どうやら東北の震災復興支援のキャラクターらしい。
秋葉原にずんだ（枝豆を潰したあんこのようなもの）カフェを作ることが夢の女子高生。
イラストは普通に萌え系か。
ただ、名前の付け方はこれでいいのか…と、思いながらキャラクター設定を見てみると、名前に劣らぬ壊れっぷり。
あれは去年、高校１年生のころ。
三陸海岸を歩いていたら急に雷が鳴って、なぜか私は気を失っていました。
気がついたときには、病院。
なぜか見知らぬ弓と矢を大事に抱えていたみたいです。
急にひらめいて、矢の先にずんだを塗りつけ、お餅に矢を放ったところ・・・
なんと、ずんだ餅が出来上がったんです！
それから、ずんだを広げる旅に出ました。
設定を考えたのは誰だよ！
軽くめまいがしたものの、読み上げソフトヴォイスロイドになっていたり、なんだかちゃんと展開しているキャラクターらしい。
ゲームは左右に動きながら、ジャンプしたり、ずんだアローを撃って先に進むラン系ゲーム。
日本の各都道府県をモチーフにしたステージを進み、一定距離進むとステージクリア。
で、ゲームを進めていくと東北ずん子の壁紙が手に入る。
と、紹介したけどもゲーム内容はキャラクター劣らぬ壊れっぷり。
しょっちゅう落ちるし、背景と敵のスクロールに違和感があって気になるし。
いいところは声優さんが普通に仕事していて、声がまともなところだけではないだろうか。
まあ、他がイマイチなので最後には声優さんの声までうんざりしてくるんだけども。
▲見た目から漂うクソゲー臭。
しかしながら、このゲームの面白いところは各都道府県の偏見に満ちた紹介。
ゲーム中に画面の上部でステージの都道府県を紹介してくれるのだ。
ほとんどは「◯◯県は◯◯で１位」と適当なのだが…なぜか関東の紹介がひどい。
東京
「常に過労◯寸前な人が多いそうで」
埼玉。
「女性が男性をふるとき「だって埼玉（出身）だもん」といったのが「ダサい」の語源とも言われてますわ…」
ゲームそっちのけで確認していると、震災復興応援キャラがこんなアプリ出していていいのか、という気持ちになってくる。
いっそ、声優さんがこのメッセージを読んでくれていたらさらに面白かったのにと思わせるセリフがまれに…。
せっかくなので開発メーカーにはあと１歩踏み出して、見事に壊れて欲しかったところ。
なんにせよ、アプリは広告もなにもない上に無料なので壊れっぷりを楽しんでいただければと思います。
アプリリンク：
東北ずん子
