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俺の大好きだったゲームが…『N.Y.Zombies2』の変わり果てた姿に泣く:iPhoneゲーマーな日々7

iPhoneで初期に最もハマったゲームの1つ『N.Y.Zombies』。
360度から押し寄せるゾンビたちを、ぐるぐる回転しつつ倒していくガンシューティングゲームで、一言で言うと超面白いのでみんなにやって欲しい1作。
そして昨日、ついにその続編が3年ぶりに出たのだ!
いやっほーい!
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発売の前日、久々に元祖『N.Y.Zombies』をプレイしてみた。
ヘッドショット決められたときの「やったぜ!」感、装備を強化してゾンビをなぎ倒す爽快感、コンボを決めて金を稼ぐことでリトライしなくても腕が良ければ先にすすめるバランス。
タッチパネルで出来る範囲で、無理なく楽しいものがつくられている
今プレイしても面白い。
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▲これが1のグラフィック。

コーラを用意して、ポテトチップスを買って…『N.Y.Zombies2』を起動!
暗い雰囲気がバッチリ出ているタイトル。
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グラフィックはかなりパワーアップしている。
『Infinity Blade』とか『Chaosrings』のようないかにもな凄さはないが、普通に iPhone4S 世代の標準ぐらいにパワーアップしており、そこに演出で雰囲気を出していていい感じの仕上がり。
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今回からは自由に移動できるようになり、装備などのバリエーションも増えたという。
前作は移動ができないのが逆にシューティングに集中できてよかったのだが、今回はどのような仕上がりになっているのか。
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▲ワクワクのスタート

移動は普通のアナログスティックで、視点移動は画面スワイプ。
移動できるようになったおかげでステージのディティールが増している。
荒廃した家屋の雰囲気がよくわかるのだ。

そして、最初の面のミッションは…。
「扉を開けろ」→扉が閉まっている→「扉を開ける道具を探せ」→「見つけた」→「脱出しろ」。
あ、あれ…完全に初代バイオハザードばりのお使いアクションアドベンチャー?
敵が大量にでるのでプレイ感覚は違うけども…。
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そして何より気になったのは一部の武器の攻撃が画面ダブルということ。
とっさにダブルタップは結構難しいので、前作のようにスムーズに射撃できない。
移動しながらであればなおさら。
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▲すぐやられる。

しかも、このゲームはタップした位置を攻撃するので射撃の命中精度がやたらに下がってしまう。
そのためか、ヘッドショットのシステムはなくなっていた。
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その移動も快適かというとちょっとした障害物にも引っかかりまくるので、逃げながら撃っていると小さな瓦礫に引っかかって止まることも…。
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しかも、今回はお金の手に入る量が下がったので、何回もミッションをこなして地道に装備をパワーアップさせなければならない。
しかも、大好きだった地雷などの装備は使いきり方式に変更。
ギリギリまで粘って地雷で一掃というスタイルが好きだったのに。
なんというか、基本無料ゲーみたいだ。

大好きだったヘッドショットはなくなり、装備は一部使いきりで、腕を磨いてもストレートクリアはかなりつらい。
ダブルタップでの射撃はやり辛いし、そもそも移動しながら画面をタップすると画面がほとんど指で覆われて見づらいし。
こんなの、俺の好きだった『N.Y.Zombies』じゃない!
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▲とはいいつつ、ちゃんとプレイする。

とは言っても、やっぱりiPhone3GからiPhone4Sぐらいのグラフィックに進化する過程でPSからPS2以上に性能が上がったわけで…。
やっぱり、初代が出てきた当時は広いマップを移動させることをしたかったけども出来なかった。
今はできる。
最初から、性能の良いゲーム機で出すのならこういう形にしたかったんだろうなぁ。
まあ、ソーシャルゲームにならなかっただけマシだということで。
これはこれで全く別ゲーと思えば楽しめるし「違うゲーム」として楽しむことにしたのだった。

iPhoneゲーは黎明期が終わり、そろそろ人気作の続編が大量に出てくる時期。
こう言った声があちこちで聞こえるのだろうなぁ…。

アプリリンク:
N.Y.Zombies 2 170円 + iPhone/iPadの両方に対応
N.Y.Zombies 85円 + iPhone/iPadの両方に対応