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TGS2012 「我々は行き過ぎた課金モデルを採用しない」の真意は?Lineと提携しハイクオリティゲームで日本市場を狙うWeMade

Lineとの提携と共に「我々は行き過ぎた課金モデルを採用しない」という発言をして話題になった韓国のオンラインゲームメーカー We Made。
行き過ぎた課金モデルとはなんなのか、そしてそのゲームの実力は!?
今回はがっつり聞いてきたぞ!

HeroSquare
『HERO SQUARE ~天空物語~』
【天空島】で農作物を立てたり、建築物を建てていく建築シミュレーション+RPG。
3Dのグラフィックを活かした立体的な街はなかなかの出来栄え。
建築した建物に応じてさまざまな職種の冒険者を仲間にできる。
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クエストに育てた冒険者を送り出し、ターン制の戦闘を行うのは普通のRPGそのもの。
キャラの育成、装備の強化などの要素もあり、普通にストーリーもあるので序盤だけプレイした感じは普通のRPGとしても楽しめそうだった。
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動画もいきいきしていて楽しそうだ。


『ARK SPHERE』
本格MMOアクションRPG。
キャラクターの動きが良く、なかなか爽快な反応を見せてくれた。
個人的に言わせてもらうとGREEで開発中のMORPG、ロスト・イン・スペースよりも面白そうだった。
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動画を見ると、かなり動きが良いことに驚くのではないだろうか。


『ロリポップ★あいらんど』
女性向けに作られた農園系ゲーム。
Com2uSの『世界樹ライフ』に似ているが、全体的に演出がそれよりもかわいくできている(ただし、アバターはいない模様)。
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こちらも少しバトル要素があり、単調になりづらくなっている。
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静止画では分からないので、動きの可愛さを動画で確認して欲しい。



『カントリータウン』
ヨーロッパ風のグラフィックな建築が特徴の田舎町経営しぃミュレーション。
キャラクターグラフィックも日本的で、かなり受け入れられそうな印象を受けた。
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『カフェ de コレクション』
カフェ経営シミュレーション。
客が増えるとVIP客が現れ、ストーリーが進行していく。
ゲームはいいものの、個人的にはグラフィックが韓国よりすぎる気がした。
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『ぽけぺっと王国』
犬や猫といった好きなペットと共に暮らすシミュレーションゲーム。
ペットが快適に暮らせる環境を整える経営シミュレーションで、作物を自動で生産・収穫してくれる機能も用意されている。
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少しデザインが韓国よりなのが気になったが、これはこれでありか。
少なくとも快適さを考えると非常に良いと思われた。



以上、6ゲーム。
どのゲームもすでに iOS で人気の基本無料ゲームの形態だが、ほとんどのものに1工夫加えてある。
バトルあり、のんびり経営をさらに助けてくれる自動採取ありと、かなりの好印象。
グラフィックなども現段階ではハイクオリティ。
ゲームは良いが、やはり課金形態や内容が気になる所。
そこでWeMade 運営チーム主任 岩下 健氏にお話しを伺ってみた。

そもそも「行き過ぎた課金とは」何なのだろうか。

「ガチャという課金形態はユーザーさんにある程度受け入れられていると思うのですが、イラストで釣って能力を少し変えただけのカードなど、確かにそのカードはその瞬間はいいものなのかもしれませんが、それはゲームの本質とは関係がないものです。
自分たちはそういった方法でお金を稼ぐというのはやりません。
自分たちが用意する課金は時短など、ゲームを便利してより楽しめるものにしたいと思っています。」

もう1つ気になるのは、ゲームの内容。
今 AppStore にあるものは日本的な絵柄でもバランスが海外向けだったり、バランスは良くても絵柄が海外向けだったりと、今一歩なものが多い。
韓国系のゲームな非常に引き伸ばし系のバランスなので、そのまま楽しめないものが多い。

「私たちはこの時のために3年前から準備しており、20以上のタイトルを用意しております。
バランスなども含めて日本向けに変える予定です。」

確かに、日本語対応もきっちりしており、ゲームも十分遊べた。
この上でバランスも日本対応、Lineとの連携がうまくいけば、ソーシャルの中で一躍トップに躍り出る可能性も感じられる。
それだけのクオリティを感じた。

We Madeからは今後目を離せそうにない。