長きに渡った「iPhoneゲーム大賞 2011」！！
投票結果発表初日はクソゲー賞、ノベル・アドベンチャー賞、子供向け賞、iPad賞、その他賞の５つを公開。
せっかくなので上位と気になったものについてコメントしつつ紹介していきたい。
なお、投票結果は下記のページで順次発表される予定。
http://gamecast.jp/gameaward/2011/result.html
今回のゲーム大賞は『おさわり探偵 なめこ栽培キット』の公式アカウントがつぶやいてから一気に票数が250票も増加し、それが様々な影響を及ぼした。
はっきり言ってBN（ビフォアなめこ）、AN（アフターなめこ）と分けてもいいぐらい違う。
そもそも最初からなめこの得票が多かったので、なめこ自体の順位にはあまり影響を及ぼさなかった…。
が、大荒れになったのは一般投票の下位の順位。
ちょっとマニア色が強かった一般投票のマニア色が一部の賞で一気に薄まった。
なので、今回はその票の流れも含めて感想をコメントしていきたい。
【その他賞 】
ブロガー投票
１位：おさわり探偵 なめこ栽培キット 12票
２位：ネコアップ 7票
３位：THE・土下座 5票
4位：FreeAppNow 3票
4位：空気読み。 3票
一般投票
１位：おさわり探偵 なめこ栽培キット 328票
2位：空気読み。 128票
3位：ネコアップ 99票
4位：THE・土下座 98票
5位：FreeAppNow 票 84票
6位：電車でGO! 山手線編 75票
なめこはもう当たり前というか、賞にピックアップされれば1位というのを繰り返したので、いきなり言うことなし。
2011年はなめこイヤーと言っても過言ではなかった。
それを如実に表した結果と言える。
『ネコアップ』は分類が難しいのでここでもノミネートされているが、やっぱり面白さで広く親しまれている模様。
『空気読み。』『THE・土下座』の2大シュール系アプリも人気。
『FreeAppNow』も人気が根強いが、個人的にはプレゼントといってAppStoreの順位を露骨に操作していたので嫌い。
確かに無料でアプリを配るのは一部の人にとってありがたいが、順位の操作はユーザーの利便性を招く。
つまらないアプリがランキングに入っても困るし。
最後に意外な所では『電車でGO! 山手線編』が人気。
シュール系・電車でGO・FreeAppNowは共になめこと一緒に票を伸ばしていたので一般へ訴える力はやっぱり強いのだろう。
全体に2011年を強く象徴している順位で納得のランキング。
【子供向け賞】
ブロガー投票
１位：おさわり探偵 なめこ栽培キット 9票
1位：ネコアップ 9票
1位：つみねこ２ 9票
4位：太鼓の達人プラス 6票
一般投票
１位：おさわり探偵 なめこ栽培キット 339票
2位：つみねこ２ 198票
3位：太鼓の達人プラス 193票
4位：ネコアップ 124票
5位：Sense 体内感覚 54票
6位：モダンコンバット3：Fallen Nation 38票
なんと、『つみねこ２』『ネコアップ』『なめこ』はブロガー部門では同立１位。
そして、相変わらずのなめこ無双。
『太鼓の達人プラス』は国民的リズムゲームと言われるだけあって、流石の貫禄。
意外なところでは『Sence：体内感覚』だが、言われてみれば確かに子供は好きそう。
最後に『モダンコンバット３：Fallen Nation』は…絶対モダンコンバット好きの普通の人が入れているような。
なお、モダンコンバットをノミネートしたブロガーは一家全員空手を習い、子供と一緒にバトル系のゲームを楽しむ修羅の国的一家なので、本気でモダンコンバット３を推薦しているはず。
元々一般向け色が強かった投票のためか、なめこツイートの前から同じような順位だった。
個人的にはReal Animalは鉄板でうけると思っていたが、全然伸びなかった。
【クソゲー賞】
ブロガー投票
１位：勇現会社ブレイブカンパニー 8票
2位：Warm Gun 7票
3位：Dark Quest 3 5票
4位：SDガンダムGジェネレーションタッチ 4票
5位：Zuma Revenge Deluxe 3票
一般投票
１位：勇現会社ブレイブカンパニー 145票
2位：SDガンダムGジェネレーションタッチ 143票
3位：東方綺麗夜 116票
4位：Dark Quest 3 98票
5位：9mm82票
ナムコ無双。
「リッジレーサーはなぜ候補にないんですか？」
「Gジェネに期待した私が馬鹿でした」
「ブレイブカンパニーのiPhone版を見て3DS版の予約をキャンセルしました」
などなど、コメント欄もなかなかに強烈。
ただ、『ブレイブカンパニー』はアップデートで改善され、今はiPhone4Sなら結構良い。
初期はブレイブカンパニーが独走していたが、なめこ後に『SDガンダムGジェネレーションタッチ』が大きく巻き返す展開。
マニアも一般も共にバンダイナムコにはやられていたということか。
（とは言え、今年に入ってからのバンダイナムコは結構まともに見える）
ブロガー２位の『Warm gun』は全く動かなかった上に動くようになってもいまいちという正真正銘のクソゲーだが、ジャンルがFPSなためか、読者投票では振るわず。
一般投票３位『東方綺麗夜』（現在ストア削除済）は中国制作、著作権は無視、ネット上の絵を勝手に使っていると違反の役満。これもなめこと共に票を伸ばした。
ブロガーに支持された『Zuma Revenge Deluxe』含め、詐欺系アプリはやはりAppStoreの問題ということだろう。
『Dark Quest 3』『9mm』に関してはクソゲーと言うよりファンをがっかりさせた「ガッカリゲー」か。
前者は前作と違いすぎ、後者は発売前の期待が大きすぎた。
「クソゲー言われるDQ3、なんだかんだでハマッテル。」
という一般コメントもあった。
（先のコメントと矛盾するが、私はDark Quest3はクソゲーだと思っている…。）
【ノベル・アドベンチャー賞】
ブロガー投票
１位：ゴーストトリック11票
1位：STEINS;GATE 11票
3位：４２８ ～封鎖された渋谷で～ 6票
4位：えどたん 3票
5位：森川空のルール 2票
一般投票
１位：ゴーストトリック 278票
2位：４２８ ～封鎖された渋谷で～ 199票
3位：STEINS;GATE 161票
4位：えどたん 106票
5位：森川空のルール 58票
ノベル・アドベンチャー部門はブロガー・一般共に『ゴーストトリック』が１位。
入りやすいストーリー、独自のシステム、全体的に非常に良くできているので納得。
ブロガー部門では同立で『STEINS;GATE』が１位。
面白いものの、かなりオタク臭いという欠点があり、一般投票で『428 ～閉鎖された渋谷で～』に順位で抜かれたのはなんだか納得。
４位は『えどたん』。
「カプコンはアクションだけじゃないんです！」という一般コメントの通り、なんだかんだで面白い。
５位は『森川空のルール』と、読者・ブロガーで順位は変わらず。
結局、本命が強かった賞で、なめこは何も影響しなかった。
なお、ゲームキャストでは森川空のルール製作者の超水道さんと一緒にノベルを出すので、興味があればこちらの記事も是非。
【iPad賞】
ブロガー投票
１位：ウォーリ® HD ー ハリウッドへいく』 11票
2位：MONOPOLY for iPad 6票
3位：Kingdom Rush 4票
4位：Ticket to Ride 3票
4位：Machinarium 3票
一般投票
１位：ウォーリ® HD ー ハリウッドへいく』 191票
2位：MONOPOLY for iPad 104票
3位：Ticket to Ride 56票
4位：REFLEC BEAT plus 55票
5位：Machinarium 40票
一般・ブロガー共に『ウォーリ® HD ー ハリウッドへいく』』（この名前はどうにかならないのか）と『MONOPOLY for iPad』のワンツーフィニッシュ。
やはり、完成度も知名度も抜群のこの２つは強い。
ブロガー４位、一般３位の『Ticket to Ride』は日本語化もされており、面白いボードゲーム。
正直に言って、ボードゲーム自体マニアックなのでこれが一般で上位に来ることはないと思っていたが…iPadユーザーがマニアックなゲームを支持する傾向が強かったのもあり、まさかの上位。
『Kingdom Rush』はiPad専用の面白いTDなのでブロガー順位も納得。
『REFLEC BEAT plus』に関しては音ゲーマニアの堅調な支持を得ていた。
こちらもなめこの影響ほぼなし。
また『Machinarium』も地味に人気だった。
これもまた、驚きはありつつも納得のランキングか。
ということで、１日目の発表は終了。
3/10大賞発表までをお楽しみに！
3/9の夜はツイキャスも予定！
