リリースによると「ソーシャルアプリ＆ゲームの情報誌」ということで、またアプリ紹介の世界に新しい仲間が加わった。
早速「ファミ通App iPhone Android を買ってみた」と同じように紹介したい。
巻頭ソーシャルゲーム特集
『ドラゴンコレクション』とはいきなり大物を持ってきた。
が、記事内容は結構気になる。
入門記事のはずが、ページの大部分を占めるオススメモンスターにはなぜか「※期間限定で現在入手できないものあります」という文字。
ギリギリならともかく、アンドロイドジェリー（10月頃にイベントで入手できたカード）とか明らかにいらない。
オススメモンスターも特技はスタンダードな選択でいいのだが、レアモンスターの選定には疑問が残る。
あと、付録カードが大昔に入手できたレアモンスター。
たしかに今は買えないけど、すごい使えるわけでもなくてまあ、付録だとこんなもんか。
ちなみに、ゲーム内回復薬１個の方がまだまともなレアカードと交換してもらえるレベル。
他のゲームはプレイしていないのでわからないが、巻頭の有名ゲームからこれだと他のゲームも参考になるか疑問。
もちろん、他のゲームのおまけはすごい良いものの可能性もある。
まだまだ続くよ、アプリ特集！
ソーシャルゲームしかない。アプリじゃないものも多い。
内容はゲーム内のチュートリアルの域を出ない。
あと、この時期に出てなぜFF BRIGADEの記事がない…。
恋愛ゲーム特集
ソーシャル恋愛ゲームの特集。
知らない人間からすればほほう、という感じかも。
もちろん、紹介内容はチュートリアルの域をでない。
アプリソムリエって知ってる？
おすすめアプリを紹介するとおもいきや、サイトとスタッフの紹介がメインの２P。
美女５人組って書いてあったから、アプリよりも美女押しなんだろう。
腐女子会議・コスプレイヤーの紹介
腐女子（コスプレイヤー）がソーシャルゲームについて語ったり、コスプレイヤーを紹介している。
アプリマスター村井さんのオススメ新作アプリ
Appbank村井氏の正統派なチョイスで、この雑誌で一番濃いゲーム紹介記事が４P。
嘘だと思ったら立ち読みしてみれば即座にわかる。
文字サイズが違う。
インタビュー
ソーシャルゲーム制作インタビュー。
インタビュー２
あとはV系バンド「メガマソ」のインタビューでハマっているゲームが納得のもので、びっくり。
この雑誌で２番目に濃い記事である。
嘘だと思うなら立ち（以下略
ソーシャルゲーム記事全般について
これ、ゲーム内のチュートリアルと書いてあること同じだよね、という内容の薄さ。
ソーシャルゲームの紹介は難しい。面白さをアピールするにも
「自分のカードでデッキを作れ！」
「友達を勧誘してパーティーをつくろう！」
「自分だけの街をつくろう！」
とかで終わってしまうので。
基本的に数タイプのゲームがあるだけで似ていて、面白さはインターフェースとか、バランスによってきてしまうので、そんなマニアックなところでゲームの差を熱弁しても仕方ないし。
さらに、攻略方法を書いた所でカードのちょっとした調整で翌日には変わっている可能性すらある。
もう、ソーシャルゲームのスピードに紙媒体はついていけない状態に来ている。
濃い情報はいくらでもネットに転がっているし、もうおまけを付けて雑誌を売る宣伝という位置づけなのだろう。
きっちりした記事を書いたらエゲツない戦術とか、お金の使い方とかえぐいものになってしまうし。
ただ、これを読んで思うのは「これ読んで、そのソーシャルゲームやりたくならないな」という感じ。
ファミ通Appはライターの意見や感想があったので、読み応えがあった。
総評
アプナビの名前もびっくりの申し訳程度にアプリが載っているアプナビ。
表紙を見ると「ソーシャルゲーム完全ガイド」と書いてあるので、今号がそういう位置づけなのか、それとも今後もこの体制なのか。
恐らく後者だろう。
しかし、「コスプレイヤーのページ＞単体ゲームアプリ紹介」という状態で、雑誌としてあまりにマニアック。
その割にコアなソーシャルゲームファンに訴求する情報はなく、雑誌名から内容まで方向性が迷走しているような。
おすすめできるのは、
「インタビューが乗っているバンド・コスプレイヤーのファン」
「ソーシャルゲームのおまけが欲しい人」
「巷にどんなソーシャルゲームがあるのか知りたい人」
間違ってもアプリ情報が欲しい人は買ってはいけない。
ソーシャルゲームカタログが欲しい方向けだ。
