Tegra3 が話題をさらう中、ついに CES2012 で出てきたIntelのモバイル向けチップセットMedfield。Tegra3、1年前に発売されたA5チップにグラフィック性能で完敗。iPad2 VS Transformer Primeのベンチマーク結果という記事でTegra3を紹介したが、こちらはどうなのか。
早速ベンチマーク結果が出たのでグラフにしてみた。
残念ながら、グラフィック性能についてはデータがなかったので Sun Spider（javascriptの速度を調べるテスト用ソフトで数値が低いほどよい）の結果を一覧にしてみた。
先日記事を書いたTransformer PrimeがTegra3の性能、Medfieldリファレンス機はIntelが用意したサンプル機となる。
見ての通り、Intel Medfieldが最速。
Tegra3であるTransformer Primeもなかなか速い。
A5チップ搭載のiPad2はさすがに負けているが、他の２つがまだ製品として市場に出ていないのに10ヶ月近く前に発売されているもの。
Tegra3はコストパフォーマンスで優れているらしいので、単純に比較できないが、A5以外の製品はちょっと性能的に厳しい。
グラフィック性能のベンチマークについては明かされていないが、Anand Techの記事によるとPowerVR SGX 540（iPhone4より１世代先、iPhone4Sよりも１世代前でGalaxy Nexusと同じ）を採用しているとのこと。
恐らく、Medfieldのグラフィック性能はiPhone4SはもちろんTegra3にも勝てるか怪しい。
Tegra3製品は今春、Medfield製品は今夏製品が出るとするらしいが、これを搭載して単純なタブレットを出しているだけでは魅力的な製品にはならなさそうだ。
