ゲームキャスト

面白いゲームを探すなら、ここ。

レビュー:Army of Darkness Defense

Army of Darkness Defense (itunes 基本無料)
Army of Darkness Defense HD (itunes 基本無料 iPad専用)
aodd07
タイトル:Army of Darkness Defense
ジャンル:RTS
価格:115円/iPad版350円
ディベロッパー:Backflip Studio | Version:1.0.0 | GameCenter:ランキング・実績対応

評価:3.5(かなり面白い)
+主人公を操作しての戦いが楽しい
+1ゲームが短く気軽にプレイ可能
+派手めで楽しい演出
−ボリューム少なめ

兵士を雇い、闇の軍勢を撃退するライン型のリアルタイム戦略ゲーム(以下RTS)。
戦略ゲーム+アクションだが、アクション部分がよく出来ていてうまくライン型RTSの欠点を補って進化することに成功。
1ゲームが短く気軽に楽しめる上に、後を引いてやめられず、気づいたらクリアしているようなハマるゲーム。
現時点では最高峰のライン型RTSと言っても過言ではない。
ライン型RTS+アクション
aodd07
プレイヤーの本陣まで攻め寄せてくる闇の軍勢を撃退するライン型の一本道RTS+アクションのディフェンスゲーム。
画面右端から攻め寄せてくる闇の軍勢に対し、プレイヤーは時間と共に貯まる「鉄」で兵士を雇って迎撃する。
一定数の敵を倒すと勝利、逆に敵に主人公が倒させれるか、城が落とされると敗北となる。
ステージ間では貯めた資金を消費して城や兵士、主人公の必殺技などを強化しつつ、全50ステージを攻略していく。

aodd08
このゲームの特徴はなんと言っても主人公を操作して仲間の兵士と共に戦えること。
ショットガンや近接武器で攻撃したり、時間と共にチャージされる「必殺技」で戦局を変えることすら可能。
主人公を操作するアクション的楽しさと、兵士がぶつかり合う戦略を楽しめる欲張りなディフェンスゲームだ。


ライン型RTSの進化
aodd02
ライン型RTSはiPhone/iPod touchではメジャーなジャンルだが、そのゲームには大きな欠点がある。
まず、大まかな戦法が固定されてしまうこと。
兵士を雇う通貨(このゲームであれば鉄)の増加速度を早くし、できるかぎり敵を引きつけ、一気に兵士を雇って大軍で押し返す、というのがどのライン型RTSでも共通。

aodd06
そして、その引きつける作業=あまりなにもしない時間だったりするため、序盤が退屈。
さらに後半は圧倒的多数で押し返す展開のため、やはりプレイヤーがやることはなくなる。
ところが、このゲームではその展開がかなり解消されている。

aodd03
前半は鍛冶屋のLVをあげる(鉄の生産速度をあげる)展開になるが、その間プレイヤーは主人公を動かしてかなり時間を稼ぐ必要がある。
主人公が打たれ弱いため、時に逃げ、時に必殺技を使って凌ぐ展開はアクションゲームに近い感覚で退屈しない。

敵の出現バランスも良く、大軍で押し返すころにはほぼ終盤。
終わりまでの展開をだらだら見ていることもない。
Legendary Warsなど、ユニットに必殺技を使わせたりする同型のゲームは多いが、アクション性の強さと出来の良さで一歩抜き出ている。


お手軽・楽しい

実はこのゲーム、映画Army of Darknessが原作なのだが、一切原作を知らなくても問題なく楽しめる。
元の映画は1992年のものであり、知る人ぞ知る笑える名作らしいが…残念ながら私自身は見た事がない。

お笑いであった原作を尊重してか、Paper Tossなど手軽なゲームで人気のBackflip Studio作のゲームだからか、このゲームはかなりお手軽。
操作も簡単で、1ゲームは長くても5分程度。
その5分で「敵の攻撃をアクションでしのぎ、鉄を貯めて反撃して殲滅!」という1サイクルを楽しめる作りになっている。


細かい不満があるが良作
このゲーム、ステージが終わると前のステージに戻れない。
「今のステージが厳しいから、前のステージに戻って経験値稼ぎ…」ということができないのだ。
負けても多少の金は手に入るので、いつかパワーアップしてクリアはできるがこれはちょっと面倒くさい。
お手軽ゲームなだけに、これはちょっとストレス。

aodd09
アプリ内購入でパワーアップが可能なのは、恐らくこれを見越してのことなのだろうが…課金させるために不便にしているとしたらちょっと問題ありだろう。
ただ、課金しなくても楽しくクリアは出来る(多少詰まるが、課金は必須ではない)ので、その点は安心。

aodd04
また、これもライン型RTS共通の欠点だが多様なユニットや必殺技があるのに「特定のユニットや必殺技だけを強化する」展開になってしまう点が解消されていない。
数あるユニットから5種類だけを選ぶ、兵士と違って戦場に1人しか呼べないヒーローユニットなど面白そうなシステムがあるだけにこれはもったいない。
まあ、これは解消できたら「すごい」というレベルのものなので高望みかもしれないが。

重箱の隅をつついてみたが、気軽に楽しめる作り、退屈しないシステム、見た目の良さもあり現段階では最高峰のライン型RTSと言って過言ではない。
少なくとも、私がこれより楽しめたライン型RTSは今のところない。

※2014年8月31日
バランスはそのままに基本無料ゲームとなっていたので価格を修正