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2010年iPhoneゲーム大賞候補を語る7【Super Quickhook】


こちらでノミネートされている大賞候補を全て語ろうという無茶な企画第7回。
非常に個人的な感想を垂れ流していくレビューとは違った企画。

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今回は当Blogさん推薦のSuper Quickhook。

私自身が大好きなゲームなので関連記事もどっさり。
傑作レース系フックアクション Super Quickhook
【RTでゲームプレゼント有り 】突撃!iPhoneゲームメーカー第1回:Rocketcat Games【 #gcpresent 】
ゲームソムリエ第2話:究極のゲームvs至高のゲーマーごりゅご(Superquick hook編)

iPhoneアクションにさした光明
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今でこそ「iPhoneはゲーム機!」と言っている私も、このゲームに会うまで「iPhoneをゲーム機にする」ということに非常に懐疑的だった。
カードゲームとタワーディフェンスは遊べたが、十字キーは操作しづらいし、画面が手で隠れるで自分自身が大好きなアクションについては絶望的だと思っていた。
そこで出会ったのがSuper Quickhookである。

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プレイして驚いたのはまずその操作性。
画面をどこでもいいからタップするとフックが射出され、慣れるほどにスイスイ移動できる。
もちろん、タップだけで簡単にアクションが出来るだけならCanabaltなど他にも選択肢はあったものの、どうしても単調になりがちで飽きが来るのが早かった。

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が、このゲームは豊富なステージとギミックで単調さを回避したアクションを実現しているだけでなく、ランキングやOpenfaintを利用しての対戦まで、どこでも通信できるiPhoneの良さを生かしたゲームでもあった。
家庭用に遜色ない楽しさ+携帯の良さ。
このゲームとの出会った瞬間は「iPhoneはゲーム機」と思えた瞬間でもあった。


iPhoneのマリオ
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Super Quickhookは本当に良く出来ていた。
死んでもその原因は分かりやすくて納得できるし、「コインを集める」というゲーム内の要素を追いかけているうちに自然と上達する仕組みで無理なく上達できた。
上達しきると気持よくステージをクリアできるようになるので、プレイするだけで楽しくて完全クリアしても繰り返し楽しめる。
アクションゲームの根源的な面白さを備えていたのだ。

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しかも、宿屋でアイテムを買ってパワーアップしたり、新しいキャラを出したり、Openfaintで他のプレイヤーと対戦したりと、プレイヤーのプレイ意欲をかきたてる仕組みもバッチリ。

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そんな出来の良さに甘えることなく、アップデートごとにかなりのペースでステージを追加し、購入できるアイテムも増やしていき…ボリューム、内容、通信機能の活用、全て模範的で面白いゲームに仕上がった。

ファミコンやスーパーファミコンのマリオ、メガドライブのソニックなど、昔は全てのゲーム機ごとに「面白いアクションゲーム」があってゲーム機を支えていた。
iPhoneでは、Super Quickhookこそが私にとってのそれだ。
流行のショートゲームではないが、時間を取れる人にはマリオのように楽しめる存在と言える。

iPhoneでアクションが楽しめないと思っている人には、みんなこれを遊んでもらいたい。
それがこのゲームを大賞に推した理由だ。
気になったら是非、このゲームを遊んで欲しい。
少なくとも、「スーパーマリオワールド」などが好きだった世代ならば間違いなく同じように楽しめるはず。

Super QuickHookのDLはこちら(itunes)