RSS

記事一覧

2010年iPhoneゲーム大賞候補を語る4【ゆけ!勇者】


こちらでノミネートされている大賞候補を全て語ろうという無茶な企画第4回。
いつものレビューは「ゲームレビュワーの自分」という視点だが、この紹介では「個人としての自分の考え」をどんどん書いていく。
032
今回はTouchな日々覚醒する?@CDiPさん推薦のRPG、ゆけ!勇者。
(リンククリックでそれぞれの紹介記事へ)
ゆけ!勇者は現実時間と連動した放置型のRPGで、勇者に指令を与えると自動的に冒険してくれるというもの。

当Blogのレビュー記事は「レビュー:なんとなく面白い観察ゲーム ゆけ!勇者」。
ただ、これは古い記事なので後日書き直しを予定している。

どんなゲーム?
ゆけ!勇者は「オンライン放置型RPG」。
プレイヤーの立場はRPGの王様のようなもので、勇者に装備を渡して旅の支度をさせてクエストを授けるだけ。
クエストを受けた勇者は現実時間にあわせて旅し、戦い、帰ってくる。
yukeyusha02
プレイヤーにできるのは学校や仕事場、暇な時間に勇者の様子を見て、勇者が無事を祈るだけ。
プレイ時間が少なく、ゲーム的な駆け引きも余り無い。
だが、逆にどんなに時間がなくても気軽にできるのがこのゲームの魅力だ。

実は、私は昔このタイプのゲームをやっていた。
それも主人公の行動を設定すると、特定の時間に帰ってきて結果だけが表示されるテキストだけのゲームだった。
当時はインターネットが普及しようとしている時期で、そのゲームもマニアックなゲームという位置づけ。
(なので、多少マニアックな設定があった)

だが、このゲームはいままでプレイしたどの同じ系統のゲームより輝いている。
昔のゲームは冒険中、勇者の様子を確認したくても家に帰ってPCを立ち上げなければいけなかったし、勇者の帰ってくる時間にPCに向かう「儀式」のような時間が必要だった。
が、このゲームは気になったときに経過を見て、勇者のことを見守れる。
いつでも携帯から勇者を送り出せる。
プレイヤーが勇者に合わせてPCに向かっていたのが昔のゲーム、勇者がプレイヤーの生活時間に合わせてもどってきてくれるのがゆけ!勇者。
yukeyusha01
生活に密着してくる勇者にわく愛着は段違いだ。
スマートフォンという舞台を得てライトユーザー向けになって帰ってきただけなのに、それが大きな進化になっている。


コミュニティの熱さ
このゲームのもう1つの特徴として、コミュニティが非常に熱いことが挙げられる。
作者のtwitterアカウントでは、プレイヤーの質問に丁寧に答える作者さんの姿が見られ、プレイヤーとの距離感が非常に近いことがわかる。
小売が存在せず、ダイレクトに売れるAppStoreが産み出した新しい形の距離感と言えるだろう。
プレイヤーの意見を入れながらアップデートが頻繁に行われ、「プレイヤーが応援して」「作者がそれに応える」という図式が成り立っている。
作者の姿勢とアップデートがどんどんファンを生み出し、コミュニティがどんどん拡大していく。
一般の会社とユーザーではこのようなことは難しかったが、AppStoreならば可能なのだ。
実際、公式ハッシュタグ#yukeyushaを見ると、多くの人が愛する「わが子」の様子を報告し、自慢している姿が多く見られるし、各所の掲示板も活発だ。
これはもう、AppStoreが生んだ「現象」と言ってもいいのではないだろうか(ゆけ!勇者に限らず、AppStoreではこれが起こりやすい土壌を備えていると思う)。
プレイヤーが、直接作者を応援できる時代が来たのだ。


AppStore時代の寵児
このゲームは時代に愛されている。
iPhone/iPod touchがゲーム機としてなかったら気軽に作れなかった。
AppStoreという場がなければ個人が多くの人にゲームを届けるのは難しかった。
twitterという気軽なコミュニケーションツールがなければ作者とプレイヤーの距離も遠いままだっただろう。
が、全てが揃ったことで「現象」と言える状態が整った。
正直にいえば、コアゲーマーとしては物足りない部分が見られるが、上記3つがうまく普及して土壌ができたのが2010年だとすれば、2010年を代表するゲームと言ってもおかしくないと考えられる。

そして、「ゆけ!勇者現象」はまだ拡大中。
2011年もさらに飛躍していくはずのゆけ!勇者からまだ目が離せない。
  • コメント(0)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
凄い!!iPhoneゲームアプリコレクション
記事検索
最新コメント