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Infinity Bladeの影に隠れたすごいゲームシャドーガーディアンの凄さを語る

Infinity Bladeがすごい。
圧倒的なグラフィック。
Unreal EngineがiOSへ!
圧倒的な話題とグラフィックで年末の覇者は間違いなくInfinity Bladeだった。

しかし、その影に隠れたすごいゲームがあるのをご存知だろうか。
その名はシャドーガーディアン。
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ゲームマニアにも、そうでないプレイヤーからもいまいち注目されなかったこのゲームの凄さをこれから語ろうと思う。


ゲームの生まれ持った使命
「ゲームロフトのアンチャーテッド」と言うことは簡単だが、このゲームをiPhoneで出すには並大抵ではない覚悟がいる。
何故か?
一言で言って「金がかかる割に売れなさそう」だからだ。
元となったゲーム「アンチャーテッド」は映画のようなシーンを味わえるアクションアドベンチャーゲーム。
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(上の画像はアンチャーテッド。主人公もステージも似ているというゲームロフトの恐ろしい開き直りに驚く)
その演出とまさに映画のようなグラフィックと迫力は各国で評価され、様々な賞を受賞している。
どう考えても大画面、良い音響で落ち着いてプレイするのが最良の楽しみ方だ。
携帯の小さな画面と安物のイヤホンで「映画のような迫力と演出」が売りのゲームをプレイしたいと思うだろうか?
RPGをiPhoneでプレイするのとはわけが違う。
ジャンルからして携帯に不向きなのである。
しかし、このゲームロフトの方針(GAME WATCHのインタビュー記事参照)は「ゲームのリッチ化」=豪華な専用ゲーム機のようなゲーム化を推し進めるのが方針。
その言語を忠実に守りこの「携帯で映画的ゲームを売る」という壁に挑戦した。
ケイオスリングスが「PSPの大作RPG」ならば、シャドーガーディアンは「PS3の大作アクション」。
当ブログでケイオスリングスを「ゲーム機の論法をAppStoreに持ち込んだ」と評価したが、こちらはそれよりもさらに一歩進んでいる。
そういった意味でもAppStore市場で異彩を放つゲームなのだ。
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「どこまでやっても売れるのかを試す」「このゲームでリッチ化をさらに推し進める」どんな思惑があるのかはさすがに分からないが、Infinity BladeがUnreal EngineがiOSで華々しくデビューを飾るために作られたのと同様に、シャドーガーディアンはゲームロフトのビジネスを占う存在としてリッチに作りこまれ、送り出されたと予想される。


Infinity Bladeの凄さ
Infinity Bladeとシャドーガーディアンの画面を並べると、10人中9人は「Infinity Bladeの方がすごい」というだろう。
しかし、それは当たり前。
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言うなればInfinity Bladeは「グラフィックのためのゲーム」だ。
そのために全てをテクスチャと呼ばれる1枚絵を丁寧に貼り付け、頑張って使い回ししてメモリを節約し、プレイヤーの視点を制限してさらに節約し、目立たない箇所は全て切り捨てた。
その上でフレームレート(1秒間に何回画面を書き換えるか。画面のコマ数)を落としてこのグラフィックを実現している。
実質的には予め用意された1枚絵の上にキャラクターをのせているようなもので、キャラクターは地面に影を落とすことすらない。
「グラフィックのために全てを犠牲にし、現世代ではありえないものを実現したゲーム」がInfinity Bladeなのだ。
(もちろん、それはつまらないゲームというわけではない)
ゲームをグラフィックに合わせることで、限界を超えたグラフィックを実現している。
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ただ、このグラフィックで様々なジャンルのゲームができる日はiPhone4世代ではありえないし、当分このクオリティが標準になることもない。
そんなゲームがInfinity Bladeだ。
もちろん、これはこれで素晴らしい。
iPhoneの限界に挑戦したグラフィックはゲームファンとして驚きの連続だった。


シャドーガーディアンの凄さ
対して、シャドーガーディアンは「2011年の基準となる未来のゲーム」と言える。
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あまりコマ落ちしない滑らかなフレームレート、Rageを超える(RageはiPhone3Gにも対応しているのである意味当然かも知れないが)グラフィック。
そして、すべての箇所で視点移動は自由自在。
デモ画面ではカメラの切り替えすら行える。
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そこにはほぼ制限はなく、「iPhone3GS/iPhone4世代はこれだけのゲームが普通にできますよ」というものを見せてくれているのだ。
現在のAppStoreでは2番目に美しいグラフィックと断言しよう。
その上で多いときは敵キャラが6体以上動くし、キャラクターの動きも豊富。

様々な障害物にアクロバティックに乗り越える破綻のない動き(1000を超えるモーションが用意されている)、Infinity Bladeでは極端に省略された光源処理も通常の光源+松明など、今までの世代では厳しかった処理まできっちりこなしている。
その能力はまさに次世代。
ゲームとしての面白さを追求した次世代であり、単純に動きやグラフィック、ストレスの無さなど「総合的なエンターテイメント」ではInfinity Bladeを超えているとすら思える。


シャドーガーディアンが見せてくれるもの
シャドーガーディアンは3ヶ月後、4ヵ月後のAppStoreのハイエンドゲームの姿だ。
(あくまで予想だが)
さらに先を予想すると、MacStoreのオープンにあわせ、Mac・iPhone・iPad全てでプレイできるハイエンドゲームを作る準備をしているように思える。
Infinity Bladeを製作したChairのチーフがインタビューで言っていた。
「将来、家庭用のゲームの続きを携帯で、PCでどこででもできるようにしたい」
と。
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家庭用ゲームの論法で作られ、PCでプレイしても楽しめる内容で、携帯でプレイできるシャドーガーディアンは最もこれに近い。
そういった意味でも次世代のゲームを最も最初に出したのがこれというと誉め過ぎかもしれない。
しかし、シャドーガーディアンはそういった未来を想像させてくれる最初のゲームであることは間違いない。
…だからラストステージの尻切れトンボを何とかして。

シャドーガーディアンのDLはこちら(itunes)

関連記事:
レビュー:現時点では最高峰のシネマチックアクション シャドーガーディアン

2011/01/01追記:
iPhoneACさんの記事でもtouch genの記事でもRageと比べるとイマイチという意見が出ているが、画面に表示されるオブジェクト数から当たり判定、TPSとFPSというジャンルまで異なるため、単純には比べられないところはあると思うが、総合してみるとシャドーガーディアンが上というのが当ブログの見解。

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