タイトル：Gunstar Heroes
ディベロッパー：SEGA
プレイ時Version：1.0
ジャンル：アクション
価格：350円
Gunstar Heroesの詳細はこちら(itunes)
ガンスターヒーローズは1993年にメガドライブで発売されたトレジャーのアクションゲーム。
丁寧に造りこまれたゲームが人気を呼び、メガドライブマニア必携の一品と呼ばれたほど。
Wii、PS2への移植、GBAへのリメイクを経て今度はiPhoneに登場となる。
豪華重箱アクション
破壊神の復活を阻止するため、レッドとブルー２人のヒーローが戦うアクションゲーム
ジャンプやスライディング、投げ飛ばしなど豊富なアクションと１４種類のショットを駆使して突き進む。
途中シューティングゲーム、上下が反転する重力反転ステージ、変則的な双六ステージ、縦横のスクロール、豊富なボスキャラクターなど途中途中に工夫を盛りこんで飽きが来ないようになっている。
プレイヤーキャラクターも移動しながら攻撃できる反面ショットの正確性に欠けるレッド、移動攻撃が出来ないが精密射撃が可能なブルーと、できることは似ていても攻略がかなり異なってくる２人が用意されている。
もともと家庭用を意識されているだけあり、iPhoneにありがちなショートゲームではなくなんども楽しませるための工夫を盛り込んでいる。
iPhone4世代の今となってはドット絵も荒いし、音質もいいわけではないがゲームとしての作りはきっちりした骨太アクションだ。
時代を超えたゲーム
このゲーム、とにかくボスキャラが多い。
ただ単純に多いのではなく、プレイしている間に「自分がやられるポイントがわかり」「その攻略法もだんだんわかってくる」という手順を自然に踏んでそれぞれ異なる攻略法を見つけ、最終的にノーダメージでクリアできるようなつくりの丁寧さがある。
理不尽な死がないので何度も挑戦することが苦になりづらいし、上達した達成感を楽しむというゲームの楽しさの根本が揺ぎ無く存在している。
コンテニューを繰り返してNORMALを攻略して再度プレイすると今度はすんなりクリアでき、次の難易度にも挑戦したくなる。
さらに難易度を上げても単純に受けるダメージが多くなったりするのではなく、攻略がシビアになる形なのでやりがいもある作り込み。
そんな昔ながらのアクションゲームの面白さが根付いたゲーム。
５年でハードの世代が変わるというゲームの世界で、18年経ても「面白いゲームは面白い」と証明してくれている。
難点は操作だけ
元となるゲームは文句なく面白いが、十字キーを使用した昔ながらのアクションゲームはiPhone/iPod touchと相性が悪い。
慣れれば普通に動かせるが、やはりミスが発生してしまう。
パッドは「操作性良好」とレビューしたソニック・ザ・ヘッジホッグ４と同じ感覚で扱えるが、ガンスターヒーローズが要求する細かい操作（なんせ、アクションは膨大にある）には少々心もとない。
画面についてはフルスクリーンと指で画面が隠れない縮小版が用意されていたり、いつでも中断して再開可能になっているなどiPhone/iPod touchに移植するにあたって努力しているのは認められる（実際、私自身難易度HARDまでそんなに不満なくクリアしている）が、コントローラーは代わりがないだけに完全とはいかないのが悲しい。
それ以外の面、つまりゲームそのものについては面白く文句がつけようない。
アクション好きならとりあえず買ってしまっても損はしないはず。
トシの評価(５段階)
アクションがすごい得意でなくても難易度NORMALなら努力次第でクリアできるし、マニアはHARD、EXPARTと徐々に難易度を上げて挑戦したくなる良質アクションゲーム。
操作は慣れないと厳しいが、NORMAL難易度であればやっているうちに慣れて誰でも攻略できるようになってくるはず。
攻略好きのアクションゲーマーなら必携の一作。
なお、私自身はiPhone版が初プレイなので懐かしさによる評価、移植の完全さの評価は採点の際に考慮していない。
総合3.5（かなり面白い）
＋攻略しがいのあるボス
＋豊富なアクション
＋理不尽死がない丁寧な作り
－ある程度細かい操作が要求される
