ゲームキャスト

面白いゲームを探すなら、ここ。

簡易大戦略系ゲーム Assault Commander

assaultCommander02
タイトル:Assault Commander
ディベロッパー:Tamas Pal Varady
プレイ時Version:1.1
ジャンル:戦術SLG
価格:230円
Assault Commanderの詳細はこちら(itunes)
Assault Commander FREEの詳細はこちら(itunes)

戦車・歩兵・戦闘機など近代兵器を駆使しして戦う戦略ゲーム。 ヘクスマップ、陸・海・空の兵器の使い分けと有名戦略シミュレーション、大戦略っぽい雰囲気をもつ。 ただし、全8マップ+対戦専用1マップとボリュームは少なめ。
どんなゲーム?
ヘクスマップで構成されたマップで敵軍と戦い、全滅させるか司令部を占領すれば勝利となる近代戦戦術シミュレーション。
強力だが建物を占領できない車両ユニット、非力だが建物の占領ができる歩兵、地上から攻撃されることが少ないが耐久力は弱い飛行機、海でしか活動できない船ユニットなど個性ある近代兵器を使い分けて戦っていく。
特に目新しい要素はなく、有利な地形に陣取り、ユニットを固めて敵の動きを制限し、地道に戦うタイプのゲームだ。
assaultCommander04
近代戦SLGは兵器の複雑さもあって煩雑なシステムのものが多いが、このゲームはシンプルな中で必要最低限のシステムを揃えている印象。
・敵のユニットの周囲1マスでは移動を止められる支配地域システム
(ただし地上のユニットは空のユニットの移動を邪魔できない)
・ユニットのいる地形によって攻撃力・防御力が変化する。
・敵を取り囲むと包囲ボーナスで戦闘が有利になる。
・ユニットは10機1ユニットで、戦闘でダメージを受けると減ってゆく。回復は工場で行う。
・戦い続けたユニットは経験値がたまり、少し強くなるため全滅しないことが重要。
・司令部では歩兵、飛行整備場では戦闘機など、建物によって生産・回復を行えるユニットは異なり、手持ちの施設ごとに戦略が必要。
などなど、複雑すぎないので比較的手軽と言える。
assaultCommander01
戦闘シーンは派手なビジュアルシーンではなく、単純な数字とゲージでの戦力表示のみ。
少し寂しいが、ゲームとしては問題ない範囲。
assaultCommander05
ユニットはタッチ操作で移動し、移動可能範囲もきっちり表示してくれる。
工場でタップがやりづらい以外は操作性に問題はない。
ネット対戦はないが、マップの拡縮・セーブ機能・CPUの難易度調整と基本的な部分についてはきっちりそろっており、1人で楽しむ分には十分。
地味に縦横どちらの画面でも遊ぶことが可能な仕組みもあり、寝っ転がりながらプレイもらくらく。
一応、1台の本体を使用した対戦モードもあるが、現在はおまけ程度。
assaultCommander03
全8マップ、通してプレイしても5~6時間だが、戦術SLGを楽しみたいのであれば十分目的に叶う。
体験版もあるので、大戦略が待てない近代戦SLG好きなら試してみてもいいと思う。


トシの評価(5段階)
ボリューム不足だが普通に楽しめるSLG。
現代大戦略がなかなか出ないで待ちくたびれている方はこれでひとまず時間を潰してみるのもいいかもしれない。
ゲーム自体はシンプルにまとまっていて普通に(あくまで普通程度)楽しめるので、追加マップなどでボリュームが増えればかなりいいとは思うのだが…。
記事執筆時は115円セール中なので、今のうちなら。
評価としては2.5に近い2.0といったところ。

総合2.0(良くはない)
+近代戦SLGとしてはシンプルながら楽しめるシステム
+19種あるユニットを使い分ける戦術性
-対戦マップが1マップのみでおまけ同然
-工場の操作だけやりづらい
-ボリュームが少ない