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システムはいいが惜しいRPG Rimelands: Hammer of Thor

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タイトル:Rimelands: Hammer of Thor
ディベロッパー:Crescent Moon Games
プレイ時Version:1.0
ジャンル:RPG
価格:600円
Rimelands: Hammer of Thorの詳細はこちら(itunes)

RimelandsはRaven Swordを開発したCrescent Moon GamesがDiceworksと組んで送り出したRPG。
ターン制のタクティカルコンバット(風来のシレンなどローグ系に近い戦闘)、サイコロを振り合うバトル、アイテム精製、ランダムとそうでないダンジョン…など様々な要素が公式に発表されているが、蓋を開けてみれば意外に普通のRPGだった。

どんなゲーム?
祖母の指示のもと遺跡の探索を行うRPG。
遺跡を探索するうちに陰謀に巻き込まれ、ストーリーが展開してゆく王道型。
街があり人と話てクエストを受け、遺跡を探索して戦闘して成長し、ストーリーが進んでいく。
能力値やシステムもRPGプレイヤーならすぐに慣れる定番が揃っている。
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そんなRimelandsの特徴はターン制のマップとそこで繰り広げられるバトル。
マップは全て正方形のマスで構成されており、十字キーを使って移動する。
敵も自分も1回移動するごとに1回行動を行ない、順番に行動するターン制を採用。敵キャラクターもマップ上に見えるし、戦闘も画面が切り替わることなく行われる。
その感覚は不思議のダンジョン系などのローグ系のRPGに近い。
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そして、敵がマップ上に出現すると見た目にも特徴的なサイコロ振り合いバトルが始まる。
攻撃・防御を行うたびに自分の能力と装備の能力の数だけ「×(はずれ)」「盾」「ドクロ」「ドクロ×2」の4種類のマークが割り振られた特殊なサイコロを振り、攻撃時は相手の「盾」の個数より「ドクロ」の個数が多ければ攻撃命中、防御時は逆に相手の「ドクロ」以上に「盾」の目が出ていれば防御成功という仕組みだ。
結果的には普通に戦闘するのと変わりがないのだが、サイコロの数で敵と自分の能力が見えるので、敵と自分の戦力差を考えつつ戦闘できるのがなかなか楽しい。
また、サイコロの都合が悪い時はマナを使用して振り直すことができるが、マナは特殊スキルを使うのにも必要なため、使いどころが難しく、戦略性もそこそこある。
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キャラクターがLVUPすると、「戦士」「暗殺者」「魔法使い」の3タイプの成長を選択でき、それぞれ特殊スキルや特別なパワーアップが可能。
特殊なスキル(選択制なので同じタイプでもプレイヤーの好みが出る)もあり、成長させて戦闘するのを飽きないようにしてくれている。

ただ、残念なのはシステム
RPG経験が豊富な方なら、Rimelandsの特徴として挙げた要素も「どこかで見たことがある」もの。
特に悩むことなくゲームをプレイできるが、革新的な点もない。
せっかくマップ上で戦うターン制のシステムを用意したのだから、敵の能力がもっと多彩だったり、マップに大胆な仕掛けあってもいいのではないか。
成長についても、基本的にタイプを決めたらそれのみを伸ばさないと戦闘に勝ちづらいので、3つあるタイプのどれかに集中することになる(同じタイプでも特殊スキルの選び方で成長は変わるが)作り。
もっとサイコロバトルが楽しくなる自由度が欲しかった。
面白くできるシステムを搭載しているのに無難すぎるあたりでまとめて上手く活かしていない印象。
追加シナリオを準備しているとのことなので、そちらに期待したい。


トシの評価(5段階)
プレイ時間は10時間未満ぐらい。
600円という価格に見合うかは悩むところだが、RPG好きなら十分楽しめるはず。
ただ、海外のゲームだけあってちょっとバランスが厳しめ。
油断すると死ぬのでご注意を。
日本語には対応していないが、次に行く場所の色が変わるので特に問題なく進めることができる(とはいえ、わかった方がより楽しめるのは間違いない)。
キャラクターの成長だが、1点集中ではなく中途半端に成長させると戦闘で勝てなくなって最初からやり直すハメになるので注意。

総合評価2.5(楽しめる)
+丁寧に調整されたバランス
+意外に楽しめるタクティカルバトル
+キャラクター成長が楽しい
-成長のさせ方次第でハマる
-やや単調